私のHPに「長良川河口堰問題」のページがありますが、これまで以下の理由から掲載していませんでした。
22年間に及ぶ活動⇒1994年3月27日から行い、140回前後の「長良川河床に生息するシジミを中心とした生態系の調査」活動のフィルム写真や新聞記事等の資料は、段ボール8個になります。
掲載するために空いた時間で、最初からの資料を整理していましたが…。日々の活動に追われ、息切れ状態になり、最初からの資料をHPに掲載することは、できませんでした。
そこで、逆転の発想で、最近の資料から、(調査写真を中心に)少しずつ掲載することにいたしました。
長良川は、河口堰建設や河口堰建設に伴う浚渫工事が行われるまでは、全国で「ヤマトしじみ」の最高の漁場でした。
愛知県知事の諮問機関で「長良川開門調査の是非を考える委員会」が開催されています。
その委員会の座長:京都大学名誉教授の今本博健氏(河川工学)から、「長良川の実態を知りたい」との要望がありましたので、2011年8月29日、3ッのラインの調査を行いました。
約1分間漁師に実際の漁をして頂く。
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L—1:揖斐川(長良川河口堰隣り)→ 普段、漁師が漁をしている現場。
漁をして、船に上げた。
石、ゴミを取り除き、「ヤマトしじみ」のみにした。 |
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L—2:長良川河口堰下流約500メートル付近 → 河口堰建設に伴う浚渫工事が始まってから、漁は行なわれていない。 |
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漁をして、船に上げた:ヘドロ状態。 |
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石、ゴミを取り除き、「ヤマトしじみ」のみにした。 |
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L—3:長良川河口堰上流約700メートル付近 → 長良川河口堰上流域では、河口堰完成後、漁は行われていない。
漁をして、船に上げている。 |
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土:泥のみ。しじみを始めとした生きものは、全くいない。(実際の色はもう少し茶色)
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三重県の社会科の教師の方々15名から「長良川の実態を知りたい」との要望がありましたので、簡単な「しじみの調査」と「ハマグリの種苗:ハマグリのあかちゃん」を見て頂きました。
実施日→2011年8月4日
揖斐川でも漁をしたのですが、写真は撮っていませんでした。 |
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L—2:長良川河口堰下流約500メートル付近
漁をして船に上げた状態。泥の中にも「ヤマトしじみ」が生息しているのが見える。 |
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泥を除き、「ヤマトしじみ」のみにした。 |
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L—4:河口堰上流約3600メートル付近
船に上げた状態。 |
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泥:土を取り除いた。マシジミが一個。
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2011年3月19日の調査 |
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L—2:長良川河口堰下流約500メートル付近 → 河口堰建設に伴う浚渫工事が始まってから、漁は行なわれていない。
鋤簾(じょれん)に、土・ヘドロが入りすぎ、そのまま船に上げようとすると、転覆の危険性が出るので、ヘドロを取り除いている。 |
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船に上げた。土・ヘドロ状態。 |
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土・ヘドロの一部から“しじみ”を分けている。
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生きた“しじみ”は見あたらない状態。 |
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東海テレビの取材陣 |
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L—3:長良川河口堰上流約700メートル付近 → 長良川河口堰上流域では、河口堰完成後、漁は行われていない。
船に上げた状態。
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土・泥を取り除いた状態。“マシジミ”と“ヤマトしじみ”一個ずつのみ。
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マウンド:長良川河口堰上流約10キロメートル付近。木曽三川公園上流付近。河口堰建設に伴う浚渫工事が行われるまでは、大潮干潮時には、川の反対側に渡れた程であった。ここまで塩水が遡上(そじょう)していた。 |
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船に上げた状態。 |
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土を取り除いた状態。 |
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「桑名市長にも、長良川の状態を見て頂きたい」との赤須賀漁業組合からの要請で、2011年1月12日、桑名市長が長良川の状態を視察されました。
しかし、河口堰下流域のみで、上流域には、「時間がない?」との理由で視察はありませんでした。残念でした。
- 若手の漁師中心に15・6名の漁師、5・6名の行政職員、さらには取材陣も同行しました。 取材の様子。
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左は赤須賀の組合長。
右は水谷桑名市長。 |
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漁をし、船に上げた状態。
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2011.08.08 中日新聞 (※クリックすると拡大表示されます)
※河口堰調査の動画をご覧いただけます≫クリックしてください